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ギフテッド2E児の関わり方と育て方 ~児童心理士さんとの面談~

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ギフテッドの育て方
心理士さんとの面談やカウンセリングはどんなことをしてくれるの?

親に向けて、お子さんに向けてのアドバイス両方してくれます。八方塞がりになった時に、道しるべのように進むべき方向性を示してくれました。関わり方や育て方のコツなどをアドバイス頂き、それが私自身の子育てに対する考え方を変えるきっかけとなりました。

息子が9歳3か月の時、公的機関でWISC-Ⅳを受け、その検査結果を当時かかっていた発達の専門医のところへ持参しました。その時に「ギフテッド2Eということでいいと思います」と認定されたのですが、同時に「このような子は母親にかかっています」と言われました。

変なプレッシャーを感じたのですが、じゃあどう関わったらいいのか?どう育てたらよいのか?というような部分は別の心理士さんを紹介されました。

育て方といっても、何度も繰り返しになりますがギフテッドも千差万別。いろんなタイプのギフテッドやギフテッド2Eがいます。万人に使えるわけではないのですが、参考までに記載します。今回は、知能検査後に結果を持って児童心理士さんのアドバイスを受けに行った時の話です。

WISC-Ⅳの結果はこちら

※ 注「Q&Aのカテゴリーについて」

こちらの「ギフテッド児のお悩み別Q&A」のカテゴリーでは、実体験に基づいた筆者なりの考えをまとめています。
今まで、数々の医療機関・専門機関を受診して受けたアドバイスや、専門書に基づいて実際にやってみてうまくいったこと、いかなかったことについて記載しています。
ギフテッド児もさまざまなタイプがいるため、その子によっては効果がない場合もございます。その旨ご理解の上、参考にしていただければ幸いです。

目次

お母さん大変だったね

心理士さんにも結果をみせたところ、第一声は「お母さんお疲れ様です、大変だったね。」という声掛けでした。まさかそんな言葉をかけてもらえるとは思っておらず、この苦労を分かってくれる人がいるなんて、ととても救われました。

育児の辛い話は家族や親しいママ友には話していましたが、どこか他人事。〇〇くんは天才なのよ、〇〇くんはそんな口が立つなんてすごいね。と言われることは多いのですが、この心理士さんからの一言はもしかしたら一番欲しかった言葉だったのかもしれません。

当時出版されたばかりの書籍「わが子がギフテッドかもしれないと思ったら」の冒頭もこんな言葉から始まります。

ギフテッド児を育てるのは、まるでスリル満点な乗り物ばかりの遊園地で生活するかのようだ。ある時は微笑み、ある時は息をのむ。またあるときは叫び声をあげ、あるときは笑いころげる。あるときは驚きのあまり思わず見入ってしまい、またあるときはただ茫然と立ち尽くす。あるときは誇らしく思い、またあるときは気が狂いそうなほどにどうしようもない思いに、ただ泣くことしかできなくなる。

~キャロル・ストリップ&グレッチェン・ハーシュ

引用元 わが子がギフテッドかもしれないと思ったら  著ジェームス・T・ウェブ  ジャネット・L・ゴア エドワード・R・アメンド アーリーン・R・デヴリーズ  訳角谷詩織

こんな的確に私の状況を表現しているなんてと冒頭から驚かされたのを覚えています。朝から晩まで穏やかに終わる一日なんてここ数年ありませんでした

そこから具体的な対応の仕方を一つ一つ話してくださいました。

我が家の場合は、小学校の間は年齢によって抱えている悩みは異なり、一つ解決してはまた別の問題が起き…という繰り返しでした。
この頃は、小学校中学年の頃の話です。学校での問題行動と、家庭内での反抗的な態度について中心にアドバイスを頂きました。

高学年の支援方法はこちら☟

どれか1つではなく3つのストレスを全てケアする必要がある

まず最初に言われたのが、本人が抱えているストレスのどれか一つのケアではなく、全てのストレスに対してそれぞれケアが必要ですとのことでした。息子が持っているとされる特性

息子のケアすべき特性
  • 感覚の鋭さ
  • ギフテッドの優れている部分(学習面や才能面)
  • コミュニケーション、社会性の低さ

この3つの特性それぞれのケアが必要とのことでした。例えば、「友達とのトラブルをどうしていくか」だけではなく、「優れた学力的なところをどうしていくか」も同時に考える必要があります

学校の先生は「友達とのトラブル…」の部分だけをケアしがちですが、彼の抜きんでたところをまず認めて、先生が認めてこそクラスメイトのみんなに受け入れられるでしょうとのことでした

100か0ではなく折り合いをつける

なんでも100か0で決めるのではなく、折り合いをつけていくようにするといいとのことでした。
クラスメイトに、みんなと違う能力を一部で良いので認めてもらうことで折り合いをつけてもらい、息子自身も自分の中で折り合いをつけていくと楽だよとのアドバイスでした。思いもつかない方法だったので目から鱗でした。

クラスメイト
 例えば、〇〇くんはピアノはすごいから、片付けが出来なくても仕方ない。

息子自身
 例えば、友達といると楽しいから、学校の勉強がつまらないのは仕方ない。

など

みんなと合わせる必要はない、同じと扱われることは苦痛です。とはっきり仰っていただいたのもなんか救われた気がしました。

感情を使わない、感情は意味がないので常に理屈、理論的に説明

まず何か事が起きてしまって、本人と話をする時に、感情は使わないようにする、感情論は意味がないとのことでした。本人は自分のことを認めてほしいというのがあるので、

話の進め方

第一に 寄り添う、共感、気持ちを理解する。

第二に 言語理解が高いという特性を生かし、言葉で論理的に具体的になぜダメかを伝える。

第三に ルールを決めて話し合う、そして最後に他人がどう思ったか相手の気持ちを伝える。

という段階的に進めていくと良いのこと。本人に共感しつつ社会のルールを教えていくと効果的だそうです。まさに、これは出来ておらず、感情VS感情でぶつかりまくりでした…。

メタ認知能力を高める

感情的になってしまった場合は、落ち着いたときに自分の感情を振り返る練習をしていくようにと言われました。このイライラは〇点、このイライラは〇点と点数化することで自分の感情に気づき、メタ認知能力を高めていくと良いとアドバイスを受けました。メタ認知を高めることで、自分自身を客観的に見つめることができ、感情をコントロールできるようになるとのことでした。

自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉え評価した上で制御することである。「認知を認知する」 (cognition about cognition) 、あるいは「知っていることを知っている」(knowing about knowing) ことを意味する。またそれを行う心理的な能力をメタ認知能力という

引用元 Wikipedia

今も今後も、誰か尊敬できる導く人がいたら一発

こういうタイプは彼の抜きんでたところを認めてもらいながら、尊敬できる先生などに導いてもらうのが一番だとのことでした。一人で突き詰めるタイプの子もいるが、この子は違うタイプで、導く人がいないといけないとのことでした。息子の場合の2Eの部分は発達障害のASD(自閉症スペクトラム)、いわゆるアスペルガー症候群です。対応としてはこのアスペルガータイプの対応で良いとのことでした。

アスペルガー症候群は3パターンあり、お子さんはどのタイプだと思いますか?と聞かれました。

3つのタイプ

・マイペース型    孤独を好む、自分の理想とする生き方を貫くタイプ

・受け身型      自分で意思を持ったり決定することに消極的な特徴を持つタイプ

・積極型、アピール型 積極的に他者と関わろうとするが一方的で執拗になってしまうタイプ

もちろん3番目であることは明らかで、その場合はやはり人との関わりが大切だそうです。どうやったら周りに認められるかを考え、発揮できる場を見つけていくといいでしょうとのことででした。
本人が心から尊敬でき、「この人には適わない!」というくらいの先生に出会うことが大切だそうです。のちに、塾選びやピアノの先生選びの時に顕著に出てきて、まさにその通りだなと感じています。

ルールを決めるときは納得することが大事 そして慎重に

なんでも親子間でルールを決める時は、勝手に決めるのではなく、必ず相談で決めることと言われました。本人の意見を必ず聞いて、納得をしたうえで決めていかないと後々大変なことになるとのことでした。

とにかく言語能力が高い子は論理的な説明を好むそうで、「契約書」を交わしたり、論理的に文章で記すこともよいとおっしゃっていました。

下手にルールを作ると、重箱の隅をつつくようなことを指摘して来たりして、穴を見つけてかいくぐろうとします。

例えばゲームに関してのルールを作るとしたならば、「こうなるかも、あーなるかも」など事前に色々考えて作らないと余計こじれたりするよとのことでした。

実際、息子には「一般常識」のようなことは通用しません。そのため、彼の独自ルールでいこうとすることも往々にしてあるのですが、大抵ズレていることが多いです。その場合は、家族会議をし、なぜそのルールにするのか本人の考えを聞いたうえで、もちろん危険な事や法的にダメなことはNOですが、こちらの見解も伝えた上で可能な限り尊重します。
そしてまた暫くやってみてダメだったらやり方を変えてみる。そのために家族会議をする。という方法をとっています。

一人でも多くの理解者を作る

本人の気持ちを受け止めてもらうことで、段々相手の気持ちがわかるようになってくるとのことでした。

まだ、言葉だけでうけとってしまうところがあるので、裏の気持ちを言ってあげないとわからないし、「世間体」を説明しても今はまだその幅はなく、説明しても理解できないであろうとのことでした。

息子は人一倍認められたいのに、誰もわかってくれない、という不満やストレスがあるそうです。なので一人でも多くの理解者を作ることがよいとのことでした。

「親にかかっています」というプレッシャー

先ほどの尊敬できる人に出会い、導いてもらう」というのと親にかかっているというのはだいたいどこに相談しても共通して言われます。私だってまだ手探りなのに、急に「ギフテッド2E」といわれ、母親にかかっているなんて、私のせいでこの子は人生は変わってくるのか?!と当初はかなりプレッシャーになっていました。

この頃から2年経った今は、もちろんプレッシャーは感じていません。なぜなら息子の人生なので私が背負ったところで結局道を拓いていくのは息子自身だからです。
とはいってもまだ子供なので、選択肢を与えたり、一生懸命調べたり、これだけで一日終わってしまうことも多々あります。そういう意味で「親にかかっている」ということだったんだなと解釈しています。

~追記~
中学生になると一気に親の手を離れます。この時に言われた「親にかかっている」という時期も一瞬です。その時間をどうか見逃さず向き合ってあげてほしいです。
中学に入学してしばらくして「よく頑張ってくれたし、十分やってくれたからもういいよ、あとは頼んだことだけサポートしてくれればいいから」という言葉を息子から頂きました。
成人するまでは遠目からサポートすることにします。

まとめ

当時全く「ギフテッド」と言う言葉も「2E」と言う言葉も知らなかった私が、なんとかやってこれたのはこの心理士さんとの出会いがあったからやってこれたと思っています。

このタイプの子は、とにかく母親一人では育てられません。
もし、手に負えなかったり同じような方がいらっしゃいましたら、どうか一人で抱えず、心理士さん、カウンセラー、発達クリニック、公的機関など使えるものはぜひ利用するのをお勧めします。

アメリカの研究で、ギフテッドの行動特性、感情などを6つに分析し、それぞれタイプ別に支援方法が提示されていいます。ギフテッドと言ってもその子その子に合った支援は異なります。是非参考にして見てください。

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