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Vol.10 特性ありの中学受験 6年生秋以降 偏差値を上げるためにやったこと

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偏差値を上げる

2学期の学校が始まってからも、遊ぶペースは変わりません。学校が始まると「塾は週4・2時間、遊びは週7」くらいだったと思います。

いい加減、遊ばなくなるかと思っていましたが、全くその気配はありません。気候も涼しくなり、公園も過ごしやすくなったと同時に、卒業に向けてクラスの団結力も高まり、ますます友達と仲良くなったようでした。

勉強の方はというと、9月までに算数の単元を全て終えるというのを目標に掲げていました。夏休みは算数中心に学習をしたので、何とか一通り終えることができました。
Vol.9の今回は秋以降に偏差値を上げるために取り組んだことについてです。





中学受験のカテゴリーについて

我が家は何学年も先の算数先取りしているような算数が得意なギフテッドでもなければ、英才型のギフテッドではありません。
知能検査で言語理解が高いからといって国語が得意なわけではありません。
あらかじめお伝えしておくと、せっかく読んで頂いても、偏差値30からの御三家合格!とか、これをやったら難関校に受かります!といったノウハウは一切得られませんのでご了承ください。

目次

ケアレスミスをなくす

小数点の位置がズレてしまう、位が筆算をしている途中でズレてくる、字が汚すぎて読めない。
ケアレスミスが多く、計算問題で何問も落としていました。「丁寧に書く」ことが著しく苦手なので筆算などは解いているうちにだんだんズレてしまって考え方は合っていても答えが違うということが頻繁にありました。

「1問が命取り」という感覚もあまりなく、「1問くらいなら間違えてもいいだろう」と言う感覚だったので、まずは1問がとても大事であること、1問で合否が決まるという基本的な意識改革からでした。

そこで、毎日の副教材である5年生の「計算」をやり始めました。計算問題を正確に、確実に正当率を上げるというのを目標に1日1ページ取り組みました。

一日のやるべき問題量がさほど多くないこと、難易度も簡単すぎず難しすぎずというのがちょうど良かったようで最後まで継続することができました。

計算問題と1行問題の正答率を上げる

算数に関しては、模試もそうですが、最初の計算問題、1行問題までを完璧に取ることを意識しました。試験までの日数が限られていたので、色々なパターンの問題に触れることはできませんでした。
そのため、後半の難問は少し考えて分からなければ必要以上に時間をかけず「捨て問題」にして確実に得点源になるものを取った方がいいとの塾の先生のアドバイスでした。

漢字を捨てない

漢字は今思い返しても最も後回しだったと思います。インターナショナルスクールに通っていた一年は漢字練習を怠っていたため、その学年の漢字はごっそり抜けていました。

そして、息子の言い分としては、どうせ漢字は出題されても数問だから今更やっても意味がない」の一点ばり

しかし、計算同様、漢字も1問で合否が決まると言うことを説明し、「1日1ページ」必ずやる日課にしました。
Z会の副教材もありましたが、難しかったため使用したのはこちらの出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集 [さかもと式]見るだけ暗記法」です。

過去に中学受験で出た頻出漢字をランク別に分けて書かれているので、時間がなかった息子にはぴったりの教材でした難関のCランクには手をつけず、AとBランクの漢字をできるまで2周しました。無駄を省いた効率の良い学習ができます。

この前段階として、「小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集 [さかもと式]見るだけ暗記法実践版も使用していました。この問題集のいいところは何度も書かなくて良いところです。繰り返し書かずに見るだけで覚えられるというキャッチコピーにとても惹かれていたようでした。

志望校を決めて目標を明確にする

いくつか学校見学をいった中から、受験校を決めたのも秋以降でした。受かれば「行きたいと思える学校」のみを受験することになりました。
帰国子女枠を使っての受験を考えていたため、段階的に受験をすることができたのでこのように決めましたが、一般受験の場合はなかなかそうはいかないと思います。「滑り止め」「安全校」と言われる学校をいくつか受けてから本番に備えることが多いのではないでしょうか。
目標を明確にすることで、今やるべきことが見えてきたようでした

過去問の分析

受ける学校が決まったら過去問の分析です。
学校によっては、帰国子女の試験問題も公開していますが、公開していない学校が多く傾向をつかむのが大変でした。塾も個人塾だったので何の情報も持っていませんでしたが、その辺は先生の方でも調べてくださいました。

とりあえずは一般入試の過去問を見て傾向を掴み、例年の傾向から頻出の単元に絞って学習していくようにしました。時間が限られており、全部はできないので偏差値を上げるためには取捨選択がとても大事でした。決して御三家を目指しているわけではなかったので、志望校に届くだけの偏差値を上げれば良いのです。

親の関与は最小限

相変わらず親の言うことには反抗的。
親が言うよりも、第三者に言われた方がすんなり聞くことが多かったので、この頃も大人と接することを目的としたカウンセリングを月1回受けていました。

社交的なタイプなので同世代の友達との関わりももちろん好きでしたが、色々な大人と関わる時間が本人にとってはとても貴重な時間だったようです。

塾も忙しくなり、カウンセリングも時間がかかることなので嫌がるかなと思っていましたが、本人の希望もあり、受験期も心理士さんとのカウンセリングは続けていました。
夏休みを終えたころには、塾の先生の存在も「自分の良き理解者」と認識していたようで、いつの間にか塾がとても居心地のいい場所になっていました。

言葉にするのが難しいのですが、このタイプの子の場合、そういった良き理解者である「大人」と関わることで人間形成されていき、学力面も結果的に底上げされていくような、見ていて親としてそんな感覚がしました。

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