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小学6年生のピアノの記録 ピアノのやめ時はいつ?中学受験と両立はできるのか?レベルと進度

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6年生ピアノレベル

久しぶりにピアノネタです。ピアノを辞めるタイミングで一番多いのが小学6年生の12歳というのが一番多いそうです。中学受験をする場合、忙しくなって練習が出来なかったり、中学校に進学して部活が忙しくなったりすることが要因のようです。

確かに、一度始めるとなかなか辞めるタイミングが難しいピアノですが、我が家は習い事に関しては全て本人たちに任せています。今回はそんな我が家の中学受験とピアノへの向き合い方についてです。

目次

6年生はピアノの辞めどきなのか?

結論から言うとピアノの辞めどきはその子によると思います。
練習が嫌になったり、練習をしない日が数週間単位で続いた場合、お金の無駄にもなるため辞めどきと考えられるでしょう

息子は4年生の時に、新型コロナウィルス感染症の流行で一時レッスンが中断したり、その後も一足早く反抗期が到来し、全てのことに反抗的になり練習も一切しなくなりしばらくピアノから離れたことがあります。

そもそも、ピアノを習い始めたきっかけは、とても音感が良かったことと、音楽は人生を豊かにしてくれるという思いがあったので子どもたちにも「音楽を楽しんでほしい」という目的で始めました

その目的がなくなり、イヤイヤ練習やレッスンをするようになった時点で私としては辞めどきかな、と思っていました。
辞めるかどうか迷った時は、ピアノを習い出した時の気持ちを思い出してみると「辞めどき」は見えてくるかもしれません

ピアノや音楽を習う目的は人それぞれです。もし音大を目指すのであればもちろん辞めるタイミングではないと思いますし、趣味で「楽譜を読んで好きな曲を弾きたい」くらいであればきっとここまで続けてきた方なら目的は達成でしょう。

もし、ピアノに関する目的や目標を達成したタイミングが6年生であればそれは「辞めどき」でいいのではないでしょうか。

息子の場合は、4年生で一度辞めるも紆余曲折を経てまたレッスンを再開しました。

息子は早い時期に一度ピアノから離れたことによって、自分にとってのピアノがどういう存在なのかについて考えたようで、本人なりに考えがあって「ピアノは続ける」とのこと。

クラシックピアノに関しては、譜読みも苦手で、練習も好きではないけれど、「ショパンのあの曲を弾きたい」「リストのあの曲を弾きたい」というイメージだけはあるようで、まだまだそこに到達するためには辞められないというのが本人の考えでした。

つまり、息子の中では目標が達成できていないので今は辞めどきではなかったのです。

先生探し

5年生の後半に転勤により、先生が変わりました。
新しい先生のことは好きだったようなのですが、この頃、遊びが忙しすぎて学校生活や日常生活の最低限のことができなくなってしまい、休会ができないものを除いて一旦全ての習い事をリセットしています。この時の習い事は、個別指導塾・ピアノ・プール・テニス・作曲・英会話。

そこで約2ヶ月、自分と向き合い、息子が考えた出した結論は「ピアノと勉強」に絞るとのこと。

ところが、再開するにあたり先生を変えたいとの本人の希望がありました。
どうやら、一曲仕上げて合格をもらった後に、間違った音を弾いていたことをたまたまAmazon musicで聴いて気づいたようです。

ミスに気づけない先生には付きたくない。」

と言うのが理由だったそうです。

そしてまた先生探しをピティナのピアノ教室紹介のサイトやGoogleマップなどでし、この6年生という受験生であれば本来考えられないタイミングでまた体験レッスンに行くことになります。

このタイプの子を育てていて思うことは、親として1番の頑張りどころは「探してめぐり合わせること」な気がしています。人も習い事も病院も環境も全てそうですが、特性がわかってからは、めぐり合わせることに1番力を注いだ気がします。

この先生に習いたい

常々このタイプの子は引っ張ってくれる先生や尊敬できる人に出会えたら一発だと、カウンセラーの方や医師に言われてきました。

このタイミングで息子自身が「この先生に習いたい」という先生に出会います
中学受験ももしかしたらするかもしれないこと、家からも近くはないこと、など始める前に相談しましたが、「大丈夫ですよ、色々な生徒さんがいるので臨機応変に対応しますよ」と優しく迎え入れてくれました。
この先生との出会いがきっかけで、我が家は中学受験とピアノを両立していくことになります。

ソナタ・モシュコフスキー・ノクターン 使用したテキスト

ソナチネも中途半端、ツェルニー30番練習曲もあと数曲というところで嫌になり中途半端、インベンションに限っては嫌い…。そんな息子でしたが、このタイミングで「ソナタアルバム」「モシュコフスキー練習曲」ショパンの「ノクターン集」に入りました。

レベル感としては中級~上級に入り、いよいよ譜読みができないと厳しいレベルになってきました。

日々の練習量とレッスン

1日の練習量は相変わらず0分~15分。レッスンは月1〜3回でした。
そのため、進度としては決して早いとは言えませんが、練習曲もソナタもノクターンも数曲ずつ取り組んだので、5年生の頃よりは断然進んだなという印象です。やはり、本人が「この人から学びたい」と思える先生に出会えたことが一番大きかったと思います

それでも耳コピで音を取る

ここまできたらさすがに楽譜を読むかなと様子をみていましたが、YouTubeやAmazon musicでひたすら聴きこんで弾くスタイルは変わりません。一応わからない部分は楽譜を見ていますが、とっかかりは耳コピというスタイルは変わりませんでした。

そして、何ページにもわたる曲も一度頭に入ってしまえばほぼ暗譜で弾くスタイルも変わりませんでした。むしろ、難しい曲になるほど、有名だったり聴き馴染みのある曲が多く、本人としては弾きやすかったそうです。

作曲とクラシックピアノ

この頃、ヤマハの楽器店で作曲や即興も習っていました。これは、兼ねてからの本人のやりたいことで、5年生の後半に真っ先に習い始めた習い事でした。グレード7級を取ったりもしましたが、本人としては「作曲の仕方を学びたい」という思いが強かったようです。

ただ、作曲に関しては今じゃなくてもできると思ったようで、6年生の夏から約10か月間休会することにしました。

もうこの年齢になると、自分のことは自分が一番わかっており、音楽との向き合い方は本人に任せていました。

クラシックピアノは1年辞めるとまた再開した時に状態を戻すのに時間がかかるから月1回でも続けたい。
作曲に関しては、仮に休んでもまた再開すればいい。

中学受験とピアノの両立のコツ

この1年間、ピアノのコンクールや発表会もありましたが、本人は出たいとのことで、中学受験勉強をしながらコンクールも発表会も参加し、クラシックピアノと両立させました。
レッスンに関しては、月1回になってしまう月もありましたが、「無理をせず、細々とでもいいからレッスンに通うこと」それが続けていくコツではないかなと思います。

息子自身が言っていたように、辞めてしまうとまた感覚を取り戻すのが大変です。
息子は4年生の頃一度辞めた際のブランクは、たかが半年くらいでしたが、それでもブランクがあると再開するのが大変だということを身をもって知ったようです。

十分に練習せずステージに上がることもありましたが、それも本人が選択したことなのでイライラする気持ちを必死で抑え、見守り役に徹しました。

ちなみに、「中学受験とコンクールを両立する子は今までいなかった」とピアノの先生は仰っていました。なので決してみなさまにピアノとコンクールは両立ができます!と言いたいわけでもありませんし、お勧めはしません。

3年生の2月から遊ぶのを我慢して塾通いをして‥という場合、やっぱり6年生の夏は天王山と言われるほど大事だと思うので一旦習い事はお休みして、悔いのないよう全力で勉強に取り組むのも良いと思います。

我が家がピアノと中学受験を両立できたのは、

第一に、先生のご理解があったから。

第二に、中学受験自体が親としては本当にやるのかわからなかったので親がそこまで受験に肩入れをしていなかったから。

第三には、ある程度、時間の使い方は本人に任せていたから。

息子は何をするにしても本人の意思がはっきりしているので、親がどうこう言ったところで何か変わるわけでもありません。我が家が両立できたのはこの3要素のおかげかなと思っています。

まとめ

このように「辞めどき」と言われる6年生ですが、ここまで続けていたらある程度ピアノとの向き合い方は本人が一番わかっているはずです。
ピアノの習い事が脳に良いのはご存じの方も多いかと思います。プラス、音楽が受験勉強の息抜きになるかもしれません。我が家は両立してよかったと思います。

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