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「音楽的知能」のあるギフテッドの特徴とは?音楽の才能は先天的なのか

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音楽系ギフテッド ピアノ

今回は音楽的才能のあるギフテッドについてです。
「音楽知能」については、調べた限り日本語のサイトではあまり見つけることができませんでしたが、海外のサイトでいくつか「Musical Intelligence」について書かれていました。

「Musical Intelligence」はハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナーによる多重知能理論(MI理論)の一部です。
MI理論についてはギフテッドとは?のページに記載しましたが、MI理論によれば、人々はさまざまな種類の知性を持って生まれます。

ガードナーは、言語的知能、論理数学的知能、音楽的知能、身体運動的知能、空間的知能、対人的知能、内省的知能、博物的知能と8つに分けて考えることができると指摘しています。

ではどういう人が「Musical Intelligence(音楽的知能)」があるのでしょうか。

Sensitivity to rhythm, pitch, meter, tone, melody and timbre. May entail the ability to sing, play musical instruments, and/or compose music (e.g. musical conductor).

引用元The Components of MI

ガードナーによると、リズム、音の高さ、拍子、音質、旋律、音色などの感度が良く、歌ったり、楽器を演奏したり、作曲をする能力を伴っている人としています。

芸術系(絵画・音楽など)のギフテッドは中々見極め方が難しいようですが、耳がいいかどうかは比較的早い時期に気づくことがあります。息子が音楽系のギフテッドかもしれないと思ったきっかけや最近の様子なども併せて綴っていきます。

目次

音楽的な才能のあるギフテッドの見分け方

「音楽的な知性を持った人」といったら誰を思い浮かべますか?
ベートーベンやモーツァルトなどはそうだと言われています。そこまででなくても、楽器を演奏する能力について褒められたり、音楽を聴いたり作曲したりするのを楽しんでいたり、音楽のリズム、パターン、ピッチを検出するのが得意であれば音楽的知性を示しているとされているようです。

こういった芸術性の才能のことをタレンテッドと言ったりもします。
日本で最近話題のピアニストとしては、角野隼人(スミノハヤト)さんは音大卒ではなく東大卒という経歴でショパン国際コンクールに出場されました。また、紀平凱成(キヒラカイル)さんは発達障害を公表されているピアニストで、「日曜日の初耳学」(毎週日曜後10:00)という番組で記念すべき1人目のギフテッドとして紹介されました。

音楽的知性のある人の特徴

People with musical intelligence are known to:

  • Seek patterns in their environment
    (彼らの環境でパターンを探す)
  • Be drawn to sound
    (音に惹かれる)
  • Easily memorize phrases and words in foreign languages
    (外国語のフレーズや単語を簡単に覚える)
  • Enjoy dancing and singing
    (ダンスと歌を楽しむ)
  • Use patterning to remember things
    (物事を覚えるためにパターンを使用する)
  • Have good rhythm
    (リズム感がいい)
  • Be skilled at playing several instruments
    (いくつかの楽器を演奏するのに熟練している)
  • Be zealous about music
    (音楽に熱心)
  • Have the ability to easily remember songs
    (曲を簡単に覚える能力がある)
  • Have a high level of understanding of musical structure, notes, tone, and rhythm
    (音楽の構造、音符、音色、リズムを高度に理解している)

    引用元Musical Intelligence: Definition, Experiments & Characteristics

また別のサイトにも同じようなことが記載されていました

息子の音楽的な側面で見られる具体的な特徴

息子は算数や勉強がずば抜けて得意なギフテッドではありません。ただ人と比べて音に対してとても知的好奇心が旺盛だったり、耳や音感、リズム感だけはずば抜けていいような気がします

ある研究では音楽的才能は遺伝的要素が大きいとも言われていますが、我が家の場合、親族で音大を出た人や音楽関係者はいません。
日常的にクラシックが流れていると言ったような生活もしておらず、ごく普通の家庭です。
また、息子はピアニストになるつもりもなく、趣味の一つが音楽であるという程度で、一日に何時間もピアノに向かうことはありません。

幼少期のエピソード

幼少期のエピソード

・2歳で嵐の「Face Down」を音程を外さず歌う
・2歳で車のエンジン音を聞き分ける
・5歳でメヌエットやトルコ行進曲など電子ピアノ内蔵されている曲を耳コピで弾き始める
・楽譜がなくても幼稚園で歌った曲を両手で伴奏をつけて弾ける
・幼稚園の運動会のダンスなどが上手
・ヤマハの幼児科が楽しくて仕方ない
・ヤマハ幼児科の後のコースを決める時ジュニア専門コースを勧められる


当時ピアノは遊びの一つだったので、動画を撮る習慣がなく、記録としてほどんど残っていません…。たまたまトルコ行進曲は残っていましたが、電子ピアノで遊びで弾いていた時のものです。演奏はこちら↓

小学生の頃のエピソード(低学年)

小学生のエピソード(低学年)

・学校の音楽の授業で習った曲の伴奏を両手で弾く
・ヤマハ音楽教室のクラス内の発表で、ピアノの楽譜のある曲から選曲するのではなく、付属のCDの中から選曲し、耳コピで弾く
・ヤマハジュニア専門コースが楽しくて仕方ない
・コンクール前も練習はあまりしないので優勝はしないが入賞はする
・Jpopなど耳コピで弾くようになる
・調を変えてみたりアレンジをする
・どの調でも弾ける
・コンクールや発表会など人前で弾くことが好き

小学生の頃のエピソード(高学年)

小学生のエピソード(高学年)

・練習なしで普段聴いているJpopやラジオから流れている曲などはすぐ弾ける
・今どきのJpopの耳コピの場合、電子音などが入っていて手が左右では足りないので、一度電子ピアノに録音させたものにもう一度再生しながら弾くという手法を生み出す
・バイオリンのチューニングができる
・ピアノの音のずれが気になる
・エレクトーンも数年のブランクがあってもすぐ使いこなす
・久しぶりに受けたグレードテスト8級は満点で合格
・学校の音楽の先生がピアノ専攻でない場合、ちょっとした伴奏のミスが気になる
・校内の伴奏オーディションで選ばれる
・オーケストラの曲も楽器の種類ごとだけではなく、弦楽器のパートごとに音を取り、楽譜に落とせる
・街中の信号機の音が住んでいる町の音と半音ズレていたり、違うと気になる
・駅メロにとても魅力を感じる
・駅メロだけではなく車内アナウンスの音声や調子も好き
・駅メロは大体弾ける
・挙句、駅メロを自作し始める
・ドレミファソラシドの間にある音も認識している
・ベートーヴェンの「月光」三楽章を耳コピで弾く
・いいピアノ(スタインウェイやベーゼンドルファー)を弾くことが好き
・弾き心地やタッチのこだわりがある
・ショパンコンクールの動画を見ていて、誰がどこのメーカーのピアノを使っているか全てチェック
・弾くだけではなく、作ることも聴くこともやってみたい
・大きなホールで弾くのが気持ちいい
・コンクールや発表会前も毎日10分くらいしか練習せず臨むがそれでもなんとかなる

まだまだありそうですが、ざっと思いつくだけでもこのくらいありました。「音」に対して敏感であると同時に、音自体を楽しんでいるようです。
ちなみに、楽譜を読むのは苦手です。

9歳時にはまっていた耳コピ演奏です。電子ピアノバージョン、アップライトピアノバージョンなど、楽器やアレンジを変えて楽しんでいました。
※動画は4年生(9歳)時のものです。ミスタッチもありますがご了承下さい。

絶対音感は才能ではなく後天的なもの?

息子は絶対音感があります。音楽的才能の一つと思われがちな「絶対音感」は以前は先天的なものと言われていましたが、今は6歳くらいまでに適切な訓練をすれば身につくと言われています
では、息子は訓練したのかと言うと、ヤマハの幼児科のみです。
ヤマハ幼児科は年中~年長(5歳~6歳)なので時期としては当てはまっています。ただそこから進路を選ぶ際に、みんながみんな幼児科から上がるときにジュニア専門コースに声を掛けられるわけではありません。
そして、ジュニア専門コースのメンバーでさえ息子のように両手で耳コピをして弾いている子はいなかったので、やはり先天的なものも多少関係あるのではないかなと思っています。
遺伝と知能についてはまだまだ未知な部分も多いですが、安藤寿康さんの著書「」に興味深いことが書かれていました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

あくまでも持論ではありますが、先天的な音楽的な勘を持っており、そこにヤマハ幼児科に適切なタイミングで通うことによって才能が伸びたのかな?と母親的には思っています。
それでもなんとなく気になったので下記の本を読んでみました。

書籍「絶対音感を科学する」を読んで

第1章の絶対音感とは何か?から始まり、第9章では絶対音感と脳についてまで書いてあり心理学や遺伝学、教育学、脳科学といった各分野の研究者が、それぞれの視点から「絶対音感」の謎を徹底解剖しています。多方面から絶対音感について知ることができたのですが、一番興味深かったのは以下の部分です。

絶対音感は、脳の長期記憶に基づいて、音高を音名に言語化する機能です。この長期記憶は、第一言語獲得の臨界期に一致して6、7歳頃までに形成されます。絶対音感は、言語との関わりが深い脳機能です。

引用元 絶対音感を科学する 単行本 – 2021/5/15 阿部純一 (著), 宮崎謙一(著), 榊原彩子 (著)

まさか絶対音感が言語と関りがあるとは思っていませんでした。息子はWISC-4の検査で言語理解と長期記憶が高かったのですが、息子の絶対音感はそれと関係があるのかなと思いました。

親としてできること

以上音楽的知能についてですが、やはり先天的な要素が多いのかなと思います。
ただ、音楽的知能が高くても、その才能を伸ばす環境や機会が与えられていないとせっかくの能力も活かすどころか気づくことさえできません。比較的早く息子の耳の良さには気づいたので、親としては常に音楽的好奇心が満たされるよう、学びの機会を与えてきたつもりです。

音楽的知的好奇心を満たす方法

・生の演奏を聴きに行く
・クラシックの音楽祭にも足を運ぶ
・コンクールや発表会などは少しレベルの高い曲に挑戦してみる
・ピアノや音楽のサマーキャンプに参加して刺激を受ける
・相性の合う先生に出会うまで妥協せず何度も体験をして探す
・作曲、JAZZなど音楽にまつわることでやってみたいということはやらせてみる

サポートする方も調べたり連れて行ったりアンテナを常に張っておかないといけないのでなかなか大変ですが、4歳から唯一継続しているものは、音楽のみです。
とはいえピアノの練習を毎日何時間もしたりすることはないので、「ピアノの才能」があるわけではないと思っています。親としてはそれを強制するつもりもありません。

現在中学生の息子ですが、今はパソコンを使ったDTM(デスクトップミュージックの略で、パソコンを使った音楽制作・作曲のことを総称)を楽しんでします。

「音楽を楽しむ」という土台は作れたかなと思っているのであとはそれをどう広げていくのかは本人次第かなと思っています。

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