はじめに
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
数年前に「ギフテッドかもしれませんよ」と発達専門の医師に言われ出会った単語「ギフテッド」
あまりに学校から電話がかかってくるので、何か問題があるのかもしれないと思い、発達クリニックを受診しました。
それまでは聞いたこともない単語で、そのときに医師から一冊の本を渡されました。
息子は小学2年生を終えた8歳の春のことでした。
この本には何人かの発達凸凹のあるギフテッドの例が記載されています。
「2E」「視覚優位型」「聴覚優位型」「ギフテッド教育」など初めて聞くような単語ばかり。一字一句ゆっくり読まないと理解がなかなか難しかったのですが、読み進めると、わが子に当てはまることも多く、一気に読み進めたのを覚えています。
今まで、全く理解ができなかった息子の言動が、少し謎が解けたかのような、でも全く解けていないような。そんな感覚でした。
この本では「与えられた天賦の凸凹」という意味を込めてギフテッドという言葉を用いられています。この本によって、アメリカでは古くからギフテッド教育が多岐にわたって行われていることも知りました。
その後、もっと情報が欲しくて、もっと具体的な対応策を教えてほしくて本を探したり、ネットで情報収集したのですが当時は今ほど情報は得られませんでした。今でこそ色々な本が出版されていますが当時はこの1冊くらいしかAmazonでもヒットしませんでした。
当時、あまりに先生から問題児扱いをされ頻繁に電話がかかってくること、友達とのトラブルが絶えないこと、勉強はできるのに日常生活の当たり前のことができないことなどなど、、、、。

うちの子ちょっと問題があるのかもしれない
転校したせいで情緒不安定なのかな、と心配しつつも、私自身もどうしたらいいかわからず、学校から電話があるたびに注意し、𠮟りつける日々でした。
あまりにも、学校で問題児扱いをされ、先生との二者面談で遠回しに「受診をしてみては?」という空気を察したため、2年生から3年生になる春休みに、初めて発達クリニックを受診しました。
本当はこの時点で詳しく検査などができたらよかったのですが、検査は予約制とのことで1回目受信では検査はできず、「ギフテッドかもしれませんよ」という曖昧な表現をされ終わりました。
その時初めて耳にした「ギフテッド」という言葉に悶々としながらそのまま3年生を迎えることになりました。
そして3年生の12月、息子は泣きながらこの学校で学ぶことはもうないから学校やめる。と突然言い出しました。
学校って辞めるとかあるっけ?!と私自身の人生の選択肢にはなかったのでとても驚きましたが、急いで新しい学校を探すことになりました。
その後新型コロナウィルスが世界的に流行しはじめ、4月から本当はインターナショナルスクールに移ることが決まっていましたが、入学は延期。しかし、その間にようやくWISC-Ⅳ(ウェクスラー式知能検査)を受け、「ギフテッド2E」でしょう、とのことで認定されました。
こちらのサイトは、そんな9歳の時にギフテッド2Eと認定された息子についてメインに記していきます。
人間、十人十色のように、ギフテッドも様々なギフテッドがいます。
知能指数全般が高いギフテッド、例えば数学などある特定の教科がずば抜けて得意なギフテッド、リーダーシップがあるギフテッド、芸術的センスに優れたギフテッド、創造的思考に溢れたギフテッド…。
息子はまだ未知な部分もありますが、母親目線で見ると、おそらく「言語能力の優れた、音楽分野での才能を持ち合わせた、創造的思考タイプ、かつ2Eタイプのギフテッド」かなと思っています。
息子が幼少期から今まで続けていることの一つに音楽があります。国内外転々としながらも、音楽だけはどこの地でも続けていました。そんな音楽のことや、日々奮闘した日常生活や中学受験のこと。その辺りのことも触れながら日々のことを記録し、こんなタイプのギフテッドもいるんだな、と知っていただけたら幸いです。
~~~~~追記(2024.3)~~~~~~~~~~
ここ最近「ギフテッド」という言葉が、メディアで取り上げられることが増えました。
本も出版されたり、4年前とは随分状況が変わったなと感じております。当時は、ほとんどネット上にも情報がなく、同じように育児に行き詰っている方の参考になればと思い始めた当サイトです。(当サイトの目的はプロフィール欄にも記載しています。)
決して、「人よりできること」や「人よりすごいこと」をご紹介したり、成功体験ばかりをお伝えするつもりはありません。世間で取り上げられている「ギフテッド」のイメージとはかけ離れているかもしれません。もしかすると今後の世間の流れ次第では、当サイトのタイトル変更もしくは閉鎖する可能性もありますのでご了承ください。
ギフテッドという定義について


「ギフテッド」についてはまだまだ日本では定義があやふやで、違った見解をお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。
「ギフテッド」も「ギフテッド育児」も子と親の数だけあり、1人たりとも同じ育児をしている方はいないと思っています。
当サイトでは、「ギフテッド」という言葉を使用していますが、私自身、育児においてわが子をギフテッドとラベリングして育児をしているわけではありません。
ではなぜ使用しているのかというと、サンプルとしてこういうギフテッドもいるよとわかりやすく表す言葉として使用しています。
当サイトについては、度々医師や心理士さんのご意見を記載しています。それらはあくまでも私自身が一人の母親として息子と向き合う中で、実際にアドバイスをいただいたり、経験や実体験に基づくお話です。必ずしもギフテッドのお子様全員に同じ方法が有効とは限らない旨ご理解いただきますようお願い申し上げます。
ギフテッドにまつわる書籍の一部をご紹介します。
どれも子育てをしていく中で、役に立つ本ばかりです。
その他はこちらに掲載しています。



