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【体験談】Z会中学受験難関コースだけで合格するために必要なこと 内容と実際にやってみた感想

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Z会中学受験講座

数ある通信教育の中でも、中学受験に特化している通信教育といえば

「これまでほとんどの通信教育でも実現できなかった難関国私立中学 Z会なら可能です」

と大きくHPに書いてあります。
では実際のところ、Z会中学受験コースってどうなの?と気になりますよね。

通塾をした場合約200万円くらいかかると言われていますが、Z会中学受験コースであれば通塾に比べるとだいぶコストも抑えられます。

また、海外にいながら通塾せずに中学受験対策ができるのが魅力なZ会中学受験コース。近くに塾がない場合けれど中学受験対策をはじめておきたいという方にも最適な教材です。

気になっているけど難しそう。難易度は?どんなコースがあるの?
そもそも本当にZ会中学受験コースだけで合格できるの?

iPadを使うとHPに書いてあるけどどんな教材なの?一人で完結できる?

実際に4年生から5年生の終わりまで受講していた息子の様子もふまえながら、疑問にお答えします。塾なしZ会中学受験コースだけで中学受験を成功するために必要なことをポイントとして書いています。

Z会の内容については今は不要、ポイントだけ読みたいという場合はこのポイントマークだけ読んでいただければわかるようになっています。


※必ず料金やカリキュラムは最新の情報を公式HPや資料請求をしてご確認ください。

目次

我が家がZ会中学受験コースを受講した理由

我が家がの受講を決めた理由

受講のきっかけ

・今まで受講していた通信教育が物足りなかった


・まだはっきり中学受験をするかどうか決めていなかったので、後々やるとなったときに手遅れにならないように、どんなものか試してみたかった


・近くに通塾できる塾がなかった

こういった理由で4年生の8月号から受講することにしました。

Z会の中学受験コースは3年生から始まっています。大手塾も今は3年生でもカリキュラムがあるところもありますが、一般的には4年生から始まります。Z会では1年早く受験対策を始められるのもメリットではないでしょうか。

大手塾には必ず入塾テストがあります。Z会には中学受験コースだけではなく、といった低学年から受講できるコースも別途あります。徐々に受験準備を自分のペースで始められるので、入塾テストの対策にもなります。

次に教材について詳しく見ていきます。

対象学年は?

中学受験コースは小学3年生の4月号から始まります。4年生からは2月始まりなので通常の塾と同じです。

他の通信教育との違いとして、1教科ずつ受講することができるので、もし受験科目が決まっているのであれば最初から受験科目だけを受講したり、苦手な教科だけ受講したりすることが可能です。

我が家は4年生の夏から受講したのですが、まだ受験科目を絞らず国語・算数・理科・社会の四教科受講していました。

どんなコースがある? 

コースは「トータル指導プラン」「塾併用要点集中プラン」があります。教科はいずれも国語・算数・理科・社会です。「塾なし受験」で合格を目指す方は「トータル指導プラン」となります。

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コース対象教材
トータル指導プランZ会メインの自宅学習を中心に合格をめざす方エブリスタディアドバンスト
てんさく問題
漢字・計算ブック
Z会学習アプリ
塾併用要点集中プラン通塾しながらハイレベルなインプット学習をしたい エブリスタディアドバンスト
漢字・計算ブック
学習サイト

トータル指導プランはiPadとタッチペンが必須で、塾併用要点集中プランは手持ちのデバイスやパソコンで映像を視聴するので、Z会のためにiPadを用意する必要はありません。詳しくはこちらのをご覧ください。

レベルも最難関コース難関コースかどちらか選べます。対象校については公式HPに記載がありますが、本当に最難関コースは御三家などの学校がずらりと並びます。

目標校によって選べる点は良いですね。東京の中学校の対象は以下となっています。

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最難関コース麻布/桜蔭/海城/開成/駒場東邦/渋谷教育学園渋谷/女子学院/筑波大学附属駒場*/豊島岡女子学園/雙葉/武蔵/早稲田
難関コース青山学院/穎明館/鷗友学園女子/大妻/学習院/学習院女子/吉祥女子/暁星/慶應義塾中等部/光塩女子学院/晃華学園/攻玉社/芝/頌栄女子学院/城北/白百合学園/巣鴨/成蹊/世田谷学園/中央大学附属/筑波大学附属*/東京学芸大学附属小金井*/東京学芸大学附属世田谷*/東京学芸大学附属竹早*/桐朋/東洋英和女学院/広尾学園/本郷/明治大学付属明治/立教池袋/立教女学院/早稲田実業/早稲田大学高等学院中学部

その他の県の対象校について詳しくはこちらのをご覧ください。

なお、上記の一覧以外の国立・私立中高一貫校・中学校を受験を考えている場合、公式HPによると下記のように書かれています。

上記以外の国立・私立中高一貫校を考えている場合

3・4年生 : 中学受験コース(難関レベル)の受講をおすすめします。学習を続ける中で志望校が変わった場合にも対応が可能となります。

5・6年生 : 志望校にあわせた学習をしていただくために、小学生コースのハイレベルがおすすめですが、中学受験コースの受講も可能です。

公立中高一貫校のみの受検をお考えの場合 : 小学生コース、または、小学生タブレットコースの受講をおすすめします。

我が家は通塾はしておらず、まだ特に志望校も決めていなかったので、「トータル指導プラン」の「難関コース」を受講していました。

我が家は志望校を決めずにとりあえず始めたので「難関コース」にしました。
もし志望校が決まっているのであれば、自分に合ったコースの受講をおすすめします。
Z会の中学受験コースは志望校によって細かくおすすめのコースが提示されています。
背伸びをすると問題が難しすぎて、やる気を失ってしまうことも考えられます。

また、6年生からはオプションで専科があります。志望校の出題傾向をふまえた短期集中特訓があり目標に向けてしっかりサポートしてくれるようです。

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頻出分野別演習難関国私立中学入試でよく出題されるものの、対策のたてにくい分野を集中的に演習する
志望校別予想演習最難関のうちの筑波大附属駒場、開成、桜蔭、灘、甲陽学院、神戸女学院の6校の志望者向け

通信教育にも関わらず、塾並みの志望校別の対策ができる点もさすがです。ここまで細かく分類されていると、とても手厚いといえるでしょう。

詳しくはをご覧ください。

スケジュール表があるのでiPad上で自分で予定を組むよ。
塾と違って曜日も時間も決まっていないので、自分のペースでテキストを進めていけるのは良かったかな。

毎月の学習内容

Z会中学受験コースは、毎月紙ベースの教材配信される映像による解説と2種類届きます。

進め方は、まずテキストで基本問題、標準問題を解きながら解説の映像で理解を深め、ドリルや練習ブックで反復練習をし定着させて、最後に添削問題という流れです。大体、どの教科もこの流れで進めていきます。

4年生のカリキュラムはこのようになっています。

カリキュラムとしては学校で習う学年よりだいぶ先の内容となっています。
算数に関して言うと、割合、立体などを除いた小学6年生までの教科書範囲を4年生コースの最終月までにほぼ学習し終えます。

難関コースは思考力が試される問題が多かったかな。
目安学習時間ではとても終わらないので1ヶ月の教材が終わりきらないこともあったよ。

正直、算数が得意だったり、理解が早いタイプではないとこの教材で全部理解できるかというと難しいかもしれません。

息子は4年生のうちは、テキストと動画でなんとかついていけていましたが、たまに出てくる難問に手が止まったりすることもしばしばありました。

毎月のテキストとは別に、計算の練習ブックが届きます。目安が10分なんて書いてありますが、とても10分では終わりませんでした。おそらく30分くらいかけていたと思います。
計算ブックに関しては、解答冊子が一冊つくだけですので、解答をみてもわからないところは解説を親がするということもありました。

・解説がついていない問題につまずいた場合は、塾のように先生に聞くことができないので親がサポートするか、質問サービスを使って必ず解消していきます。
・動画を視聴する時間は含まれていないため、Z会で設定されている時間よりも多めに学習時間を見積もっておくと良いでしょう。月の終わりに焦らなくて済みます。
・計算や漢字などは朝の登校前や隙間時間を使って取り組むと良いでしょう。

こちらが4年生、5年生のカリキュラム履修時の1か月の学習時間の目安です。4年生は1日あたりの学習時間が55分とかいてありますが、映像を見る時間は含まれていないので全部解説映像を見ているとさらに時間が長くなります。

5年生になると約倍の105分が目安の学習時間となります。

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 国語算数理科社会
要点練習問題40分×6回45分×6回40分×4回40分×4回
月例テスト30分×2回30分×2回30分×1回30分×1回
月例テストの復習30分×2回20分×2回20分×1回0分×1回
毎日練習ブック10分×10回10分×10回  
合計7時間40分7時間50分3時間30分3時間30分
4年生カリキュラム 学習時間のめやす
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国語算数理科社会
要点練習問題60分×10回60分×10回60分×6回60分×6回
月例テスト50分×2回50分×2回30分×2回30分×2回
月例テストの復習30分×2回30分×2回30分×2回30分×2回
毎日練習ブック10分×10回10分×10回  
合計14時間20分14時間20分8時間8時間
5年生カリキュラム 学習時間のめやす

4年生のうちは理科社会が4回しかないのですが、5年生になると理科社会も6回になり、月例テストも月2回になります。

一日の学習時間の目安は映像視聴を含めず105分。これがなかなかハードで息子は5年生のカリキュラムに入った2月から問題量をこなせなくなりました。

それでも当時インターナショナルスクールに通っていたのもあり、どうしても日本の勉強が不安だったためテキストに手は付けられませんでしたがとりあえず海外にいる間は4教科受講をしていました。

朝学校行く前に、計算ブックを取り組むようにしていたよ。1日1ページと決めることで学習の習慣が身についたよ。
5年生からは量も増えて難易度も高くなるよ。

一人で完結できるの?

自宅学習の最大のポイントは時間管理だと思います。

塾のように決まった時間ではないので、融通が利く点は良いのですが、逆にいつ取り組んでもいいのでいつになっても取りかからないということもありました。

朝学校に行く前にワークを必ずやるように声をかけ、帰ってきたら1単元テキストを進めるというようなペースで取り組んでいました

通塾の場合と比べると目安の勉強時間は、動画視聴の時間を含んでいないことをふまえると、十分勉強時間はとれているように感じますが、先生が課題を毎週チェックするわけでも採点するわけでもないので、あくまでも本人次第となります。

・塾のように時間割が決まっていないので、最初のうちは時間割をお子さんと考えて1ヶ月以内に1ヶ月分の課題が終わるように計画します。
・基本的にはiPadに今日やる内容が提案されるのでそれに沿って進めれば良いと思いますが、たまに遅れがないか進捗状況を親が確認していく必要があります。

中学受験コースの難易度は?難しい?

はっきり申し上げて…難しいと思います。4年生までは量も内容もなんとか全部こなしていましたが、5年生になった途端、教材の厚みが分厚くなり最初の月から終わらなくなってしまいました。

難関校を目指さない場合は、HPにもあるように、「小学生ハイレベルコース」の受講の方が良いかもしれません。

息子は、コツコツ机に向かって勉強をするタイプではなく、どんどんたまっていく課題がどんどん嫌になり、ついにはやらなくなってしまったので、適性を見てお子さんに合った教材の受講をおすすめします。

またZ会も定期的に模試が行われます。志望校判定テストもありますが、Z会の模試だけだと、通塾している生徒たちの中に入った時の自分の位置が分かりづらいという欠点があります。実際に戦うのは通塾生たちとも戦うことになるので、四谷大塚や日能研、首都模試など外部の模試を受けてみると大体の位置が分かります。

・目標校を設定したら受講コースの見直しを。Z会にも模試はありますが、母数が少ないため、外部模試を受けて自分の立ち位置を確認することをおすすめします。
動画は何度でも視聴できるため、わからない問題は、わかるまで動画を繰り返し視聴していくことで理解を深めていきます。

Z会中学受験コースのメリット・デメリット

メリット

・自分のペースで進められる
・カリキュラムがしっかりしていて良問揃い
・志望校別のきめ細やかなサービス

デメリット

・学習量は多いが、演習問題量が少ない
・最難関校コースでなくても難問が出てくる
・親のサポートが必要

まとめ 

冒頭の「これまでほとんどの通信教育でも実現できなかった難関国私立中学 Z会なら可能です」というフレーズ。ここまで大きくHPに書いてあるので実際に可能なのだと思います。

教材が大変優れていることは確かです。自宅学習になるため親のサポートは必須だと思いますが、中学受験を考えている場合は一度検討してみても良いと思います。


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我が家はもお世話になりました。

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